護符式制
護符式持ち合いについてのご提言
--まだまだアイデア段階ではありますが--

更新日/2020(令和2)11.15

 これは今年の初詣の際に気づきました。当社では恒例で年明けの初参りをするのですが、今年に限って神社が発行している護符の仕組みに関心が向きました。それまでは、護符のお陰を期待するばかりで、それ以上の関心が行きませんでした。その後、ある人より、「お前の会社の株を持ちたい、株公開すれば良いのに、今はみんなそうやって会社を大きくしているのだよ」との言葉をいただきました。その際に閃めきました。会社には、株式に代わるもっと合理的な制度があって良いのではなかろうかと。そのアイデアに護符が結びつきました。護符とは神社が発行するお守りです。当社がそのようなものを発行したらどうかなと考えました。

 歴史的には近代になって会社制度が生まれました。企業が株券を発行し、株主がそれを購入することで、企業が資金調達し、企業はこれを元手に発展してまいりました。株式制にはそういう歴史的貢献がありますが、この方法には大きな欠陥があります。昨年(2006年)のライブドア、村上ファンドの民放株譲渡事件のように、株式の過半数を占めることにより経営権を脅かす恐れがあります。極めつきは乗っ取りが可能です。そのせいで、株式を公開しない優良企業も少なくありません。最近、株式公開上場が流行っておりますが、この辺りをどのように考えているのか疑問が拭えません。

 考えてみれば、株式制は西欧的歴史固有の外来のものであり、日本にはもっと日本の歴史風土に合う和的な方法が創造されるべきではないでしょうか。企業と顧客の関係を構築するのに株式制以外にはないというものではないのではなかろうか、と発想致しました。では、どうしたら良いのか。会社が経営権を侵害されない護符を発行し、その護符を購入することで支援する制度にした方がなお良いのではなかろうか。神社の護符をいくら買い集めても、神社の運営には何の効力もないように。あるのは、お陰ばかりという、それを毎年買うという護符を発行してみたいと思うようになりました。これこそ日本的な支援方法ではないでしょうか。

 そういう訳で、当社は、株式に替わる護符を発行し、その護符の引受人を求めたいと思います。詳細はこれから検討しますが、ご関心おありの方は共に考えてみましょう。お知恵をお貸しください。


 当社は、エンゼル制同様に既成金融機関や株式公開による資金手当てを当てにせず、別の方策を見出そうと思います。当社の経営姿勢を評価してくれる多くの人からの出資金により会社を隆々運営する事業体になりたいと思います。そういうモデルケースをつくっていきたいと考えています。趣旨ご理解による護符引受人の皆さんとインターネットで結ばれたい、そう願っています。  

 付言しますと、このアイデアは、銀行の貸し渋りとその裏的な消費者金融高金利に対抗して生み出されたものです。株の値上がりを期待する株主制度とも又違うサービス福利であり、我が国の中小零細企業救済のアイデアになれば本望と考えております。当社はゆくゆくこのような事業仲介の運営に関与していきたいとか考えております。もっと精密にしてビジネス特許をとろうかな、そんな風にまで考えております。
       
 2007.1.15日 一光住宅椛纒\取締役久保豊志 拝

 関連諸法との適法性の研究ができておりませんのでまだ具体化しておりませんが、護符販売により、当社の事業に対する支援金を募りたいと思います。概略のみを説明しておきます。

 当社の護符を一口1万円と致します。支援者は何口でも買いつけることができます。この護符金は、払い戻しなしのそれとありのそれの二種類あります。払い戻しなしのそれは神社の護符と同じです。ありのそれの場合には要請があればいつでもお戻しする預かり金と致します。あるいは仮に、一年据え置いた後の翌年度に半金支払われ、翌々年度に半金支払われる仕組みでも構いません。当社と護符引受者との預託関係は証書で確認することに致します。当然決算書の出資の欄に載せることと致します。個人情報法との絡みもありますので、どのように載せるのかは今後の課題です。護符引受人の当社に対する支援に対して、当社はいつでも元金を返還することで最低責任を果たすことになります。護符引受者からすれば、護符の運用を当社に任すことで当社を支援することになります。利息を生まないそれだけの関係ですが、これはこれで美談ではないでしょうか。

 護符引受人の物心両面の好意に対する当社の対価返礼は、実のところは次から始まります。会報、行事、旅行、相談、その他取引上の優遇等々。それらは、当社が存続することによってのみ果たされる責任行為です。この福利効果が護符の護符たる所以のものであります。目下は、このような制度がない為に株式制一本槍になっております。護符制は、現行株式制に比して遜色のない立派な制度ではないでしょうか。


 2007.1.15日 一光住宅椛纒\取締役久保豊志 拝