譲渡所得

 更新日/2017(平成29).12.8日

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  2017(平成29).12.8日


【長期譲渡所得の計算式】
 「ホーム税について調べるタックスアンサー譲渡所得土地建物を売ったとき>No」の「No.3208 長期譲渡所得の税額の計算」。

 [平成29年4月1日現在法令等]

 譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年を超える土地や建物を売ったときの税額の計算は、次のようになります。

 1 課税長期譲渡所得金額の計算

 課税長期譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除

 (注)

  1. 譲渡価額とは、土地や建物の売却代金などをいいます。
  2. 取得費とは、売った土地や建物を買い入れたときの購入代金や、購入手数料などの資産の取得に要した金額に、その後支出した改良費、設備費などの額を加えた合計額をいいます。なお、建物の取得費は、所有期間中の減価償却費相当額を差し引いて計算します。また、土地や建物の取得費が分からなかったり、実際の取得費が譲渡価額の5%よりも少ないときは、譲渡価額の5%を取得費(概算取得費)とすることができます。
  3. 譲渡費用とは、土地や建物を売るために支出した費用をいい、仲介手数料、測量費、売買契約書の印紙代、売却するときに借家人などに支払った立退料、建物を取り壊して土地を売るときの取壊し費用などです。
  4. 特別控除は、通常の場合ありませんが、マイホームを売った場合の3,000万円の特別控除など各種の特例があります。
 2 税額の計算

 税額=課税長期譲渡所得金額×15%(住民税5%)

 (注) 平成25年から平成49年までは、復興特別所得税として各年分の基準所得税額の2.1%を所得税と併せて申告・納付することになります。

 (例)
 30年前に購入した土地、建物の譲渡価額が1億4,500万円、土地・建物の取得費(建物は減価償却費相当額を控除した後)が1億円、譲渡費用(仲介手数料など)が500万円の場合

 (1)課税長期譲渡所得金額の計算

 1億4,500万円-(1億円+500万円)=4,000万円

 (2)税額の計算

  1. イ 所得税

    4,000万円×15%=600万円

  2. ロ 復興特別所得税

    600万円×2.1%=12万6000円

  3. ハ 住民税

    4,000万円×5%=200万円

 (措法31、復興財確法13)

 参考: 関連コード

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